振り返れば1年前は不安の渦中にいた

ガン告知の瞬間は  ”やっぱりか......  オレはあと
何年生きられるのだろうか?“ と  死を覚悟した 

ガンを経験した人は皆そうなのかも知れない

なんでいきなりこんな事に と落ち込みながらも
ガンの知識や治療法など様々な情報をインター
ネットで得る事が出来るのには救われた

同じようにガンを罹災した人々の体験談はある
意味では医師のアドバイスよりも重い
 
実際に体験した人同士だから分かり合える事が
ある「共感した」「救われた」「支えになった」
本当にそう思う  同じ気持ちの人も多いだろう

下の表は 2017年3月 #12の記事で登場したもの
だが 一口にガンになったと言っても発生する
部位と進行度で生存率に大きな違いがある

※画像をクリックすると拡大できます 
001
全がん協  部位別臨床病期別10年相対生存率
(2000-2003年 診断症例)
2017.2.16更新データを見やすく編集しました 

ガンになる二人のうちの一人になりたくはない
なりたくはないがそれを回避するのも生存率の
高い部位を選ぶ方法もない 運命には逆らえない

 "ガンですね“ 
 ”検査の結果はステージ◯◯です"
 
発症は突然で   検査結果は受け入れるしかない
今現在 出来る事は 早期発見 早期治療 である

ガンが恐ろしい病気と言われる所以はがん化した
細胞が暴走を始めると制御が効かなくなり転移を
繰り返すからだ  最初に出来たガンより他の部分に
転移する事で亡くなるケースが多いのだ ところが

先日のTV番組でそんなガン細胞が増殖する際に
放出するメッセージ物質 ‘エクソソーム’に目印
となる抗体を付けてそれを敵だと認識させ免疫
細胞にガンを攻撃させる新しい治療法の研究が
日本で進んでいるのを紹介していた   

マウスを使った実験では90%転移を抑えるという
驚きの結果が認められているのだという

アメリカでも '光免疫療法' という新しい治療法
が臨床試験の段階に入っていてもうすぐ我が国
でも始まる

これらのメッセージ物質を標的にした画期的な
治療法の開発により転移が抑えられる日も近い
いや ガンが転移しない日が来るのだ

では 果たしてガンの予防は可能なのか?
国立がん研究センターがまとめた科学的根拠に
基づく「日本人のためのがん予防法」によると

【禁煙】【節酒】【食生活】【体を動かす】
【適正体重の維持】の5つがポイントだという

これはガンのみならず 心筋梗塞  脳卒中  糖尿病
など現代人がかかりやすい病気のリスクを減らす
効果も高い  続けるのは大変だが怠けずに実行だ

<アンタがそれ言うてもアカンやろ>

自嘲気味の時はセリフがなぜか大阪弁になって 
笑福亭鶴瓶の顔が浮かぶ......

確かにステージIIIのオジさんが力説しても説得力
に欠けます